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【第1回:後編】社員インタビュー 「三野社長に聞く、アクセルエンターメディアの軌跡と未来」|回答者:三野善之

【第1回:後編】社員インタビュー 「三野社長に聞く、アクセルエンターメディアの軌跡と未来」|回答者:三野善之

【後編】社員のモチベーション向上と今後の展望



「やりたい」と思える仕事と会社の進むべき道を示す重要性

社員のモチベーション向上や会社への帰属意識を高める上で、最も重要な要素とはなんですか?

三野社長: 一つは、やはり「自分たちがやってよかったな、と思える仕事があり続けること」だと思います。「やらなければいけない」というよりも、「やりたい」と思って仕事をしている人が多いのが当社の社員の特徴だと思っています。

もう一つは、「会社が前に向かって進んでいるということが、分かるような状況を作り続けること」です。コロナ禍で苦しんだ時期もありましたが、そうした中でも「この状況で何をしていくのか」「将来どこに向かって仕事をしていくのか」といったことを、きちんと社員に発信し続けることを重視しています。キックオフ(半期に1回の全社イベント)などでの発表を通じて、会社の目指す方向性を示すことで、「この会社と共に成長していきたい」と思ってもらえると信じています。


また、新卒社員と中途社員では、会社への意識が少し違うと感じています。新卒は当社が初めての会社ですし、同期や先輩後輩とのコミュニティの中で成長していく意識が強いですが、中途社員は最初に入社した会社の当たり前が常識となっていたり、モチベーションの源泉が異なることがあります。

だからこそ、多くの社員が目標を持って働けるように、キックオフでの新人賞やMVP発表等の表彰をしっかり行っていくことが重要だと考えています。
さらに、当社では10年勤続の表彰を毎年実施しています。一つの会社に勤め続けることが必ずしも良しとされない時代に、10年間も会社に貢献してくれた社員には、会社として感謝の気持ちを伝えたいと考えているからです。これらの取り組みは全体の一部ではありますが、様々な施策を通じて、社員のモチベーション向上と入社してよかったと思える環境づくりに取り組んでいきたいと思っています。


顧客にとっての「最適解」を追求する信念


経営者として、また一人の人間として最も大切にされている信念や価値観、キャリアを通して培われたことはなんですか?


三野社長: 当社は、歌手の方が所属をしていたり、アニメを作ったり、メーカーでモノづくりをしている会社ではありません。必ずパートナーやクライアントと呼ばれる方々が存在します。私は、その方々にとって最も良いもの・状態が何かを考え続けることが大切であると思っています。
新しいプロジェクトの相談が来た時でも、自分たちのサービスが“最も良いもの”だと思えなければ、他の会社を紹介することもあります。相手にとって、うちの会社でやるよりも、他の会社でやる方が良い場合があるからです。その仕事がうちでできるのかと疑念があれば、迷いが生じてしまいます。

だからこそ、お客様や業界にとって良いものがアクセルエンターメディアだと思ってもらえる状況を、日々作り続けることが必要だと考えています。そのために、社員も技術も日々成長していかなければなりません。


ファンビジネスの可能性を広げる


現状の課題を踏まえ、今後の展望をお聞かせください。


三野社長:人口減少、若者の給料の伸び悩み、そして物価高騰等、世間で話題になっている状況が、エンターテインメント業界・ファンビジネス業界にも大きな影響があることが、現在の課題であると考えています。例えば、以前は2万円あればライブに複数回行けましたが、今や1回のチケットが1万5千円を超えることも多く、見たいライブを1つに絞らざるを得ない。そうなると、複数のアーティストを応援していた人の選択肢が1つ減るような状況となります。

この状況を打開するためにも、海外のお客様をしっかりと視野に入れていくことが必要だと考えています。日本のコンテンツやアーティストを好きな海外の方々をビジネスの対象とすることで、より多くの人々と仕事ができるようになります。日本の素晴らしいコンテンツに興味を持った海外の方々に、ファンクラブやECなどのサービスを提供できる会社として、海外のお客様が利用しやすい環境づくりが必要であると感じています。


ファンビジネスの他業界への横展開


三野社長:ファンビジネスを様々な業界に横展開していくことを考えています。最初は必然性が理解されにくいため実績や収益が出ないかもしれませんが、年々ニーズが高まっていく予測を持っています。徐々に様々な業界での実績を増やしていければと思っています。

例えば、観光地や飲食店でインバウンドのお客様が訪れても、どのようなお客様なのか特定できず、リピートしてもらうための施策がないという課題があります。

しかし、ファンビジネスのノウハウを使えば、ライブのチケット購入者やファンクラブ会員のように、お客様を特定し、一度来てくれた方々に再度体験を提供したり、魅力を感じてもらうためのファンコミュニティを構築したりすることで、リピートを促す施策を多角的に展開できると考えています。私たちの培ってきたノウハウやサービスを使い、これを実現していきたいです。


前後編にわたりお届けしてきた代表の三野のインタビューはいかがでしたか?
一つ一つの仕事に対して常に最良を追い求め、誠実に向き合うことで、ファンビジネスの新たな可能性を切り拓いていくアクセルエンターメディアの今後にご期待ください。


今後も、アクセルエンターメディアで活躍する様々な社員の声をお届けしていきます。
次回もお楽しみに。

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ぜひお話をお聞かせください。

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